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私に影響を与えた良書・悪書・珍書・奇書・希書

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夏 目 漱 石 の 全 小 説

小説にも色々あって、だから、必ずしも本を読むことは健全とは言えないシロモノも多い。

現代は、ネット界はもとより、一般社会でも、エッチが洪水のように溢れている。

これだけ大量に氾濫してもらうと、チト、どころか、大いに嫌気がささないかね?

なかなか手に入らないものには、価値があるが、どこにでも、道端に転がっている石と同様じゃないか。

逢えない恋、花も紅葉もまったく無くなった「うらのとまやの秋の夕暮れ」だから、花も紅葉も価値がある。

投稿者(小生)のもとには、毎日、エッチの誘いの迷惑メールが、何十通来るだろう。

ある手段を使って、受け取り拒否の手続きを徹底的にやっても、この調子である。

何十万円も支払うという、凄まじい誘いもある。

何で、こんなオジインが、もてるものか!

何かあるに決まってるじゃないか。

ネット界も、巷(ちまた)も、ここまでエッチが溢れると、そろそろ飽きてこないかね。

チ~~タ~~、人生を真面目に考える気には、ならんかね?

明治時代には、人生を真面目に考え、また、社会を真剣に考えた人が多い。

現代にもそういう奇特な方も、多いだろうが、当時に比べ、手持ちの「語彙(ごい)」が、あまりに乏しすぎる。

当時は、今のように、テレビはもとより、インターネットも無い時代。
しかしながら、豊富な語彙によって、思考能力が優れていたのみならず、その豊富な語彙によって、情緒や情操(じょうそう)が、とても豊かだった。

奥ゆかしい日本人なれば、おもてに派手な表出はないにしても、多くの作品に残されている。

樋口一葉しかり、また、夏目漱石は、もっとも読みやすく、人間とは、人生とは、時に豊かなユーモアとともに、時には深刻な題材として。

教科書から、夏目漱石が消される時代だという。

漱石を乗り越えるような作家が、日本に本当にいたのかね?
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# by cyos | 2005-10-03 00:12 | 人生の味わい

お客様は神様ではない! 「イヤな客には売るな!」石原明著(PHP研究所)

 そもそも、故三並春夫氏は、そんな低次元の意味で「お客様は神様です」とは、言ってないぞ、というご本人のしっかりした証言がある。

 まあ、それはともかくとして、世間一般では、それ以来、お客様は「神様なんだ~~!」ということで、思い上がった連中ばかりが、世の中を闊歩するようになった。

 現実はどうなのか?

 実際、多くの業種で、お客様を神様扱いしているが、賢い企業や、個人商店の一部では、タイトルにもあるように、
 
 嫌な客には売る必要なし!

 と、社員教育しているところもあるのである。

 のぼせ上がって、クレーマーまがいの客には、売る必要なし、というわけである。

 なぜか?

 思い上がった客の、クレームにイチイチ付き合っていては、時間と人件費の浪費だから、クレーマーには、売らないに限る。

 売ることによる損失は、計り知れない、ということである。

 ますます、現代社会は、お客様は神様です、という意味を、大きくはき違えて、何をやってもいいものと思い込んでいるフシがある。

 ところが、どっこい、賢い企業というものは、内々では、クレーマーにいかに売らないで逃げるか、の教育を徹底している所さえあるのだ。

 本書には、

 顧客を選別する主導権はあなたが握っている

 と、どこまでも強気である。

 悩み多き営業マン、必読の書と言えよう!

 本書は、このブログの投稿者が影響を受けたというよりも、まったく同じ考えの人がいたんだ!と、ただ単に嬉しかっただけで、内容そのものは、日頃、各営業マンにアドバイスして来た言葉と同工異曲のものばかり。

 しかしながら、世間では、こういう考えの企業や営業マン、あるいは個人商店などが、実際に多く存在していることに、気がついてないようなので、必読の書として、オススメする訳である。

参考文献:イヤな客には売るな! (石原 明 著) PHP研究所


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# by cyos | 2005-09-27 15:40 | 常識は非常識

太宰治の小説 「斜陽」と「人間失格」だけはイタダケナイが

太宰治は、何度も繰り返す心中未遂と、最期の心中で、あまり評判のよくない部分も多いが、作品には、意外に健康的なものが多い。

健康的なものなら、なんでもいいように聞こえても困るのであるが、相対的な意味である。

優れた作品には、時に毒が含まれているから、優れた評価が与えられている傾向がなくもない。

しかしながら、太宰氏の現実生活のイメージからは、作品そのものは、意外に健康的で、すがすがしいもの、感動するもの、美しいもの、考えさせられるもの、多彩である。

ところが、小生の感覚では、二十歳頃に読んだ「斜陽」と「人間失格」だけは、イタダケナイ。

歳を取って再読すべきだろうが、その気になれない。

何の得る所もない、気がする。

それ以外の作品は、歳をいくら取っても再読の価値が大いにある、と思っている。

「富士山には月見草がよく似合う」

という一節などは、特に有名だが、当時の美しい富士山の情景が、目に浮かぶようである。

これが、書かれている作品は、どれか、探してみるがいい。

日本文学史上、永遠に残る作家であろう。

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# by cyos | 2005-09-23 09:04 | 人生の味わい

「悪魔祓い」の戦後史    稲垣 武著  (文芸春秋)

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本書の副題には、「進歩的文化人の言論と責任」とある。

日本の知識人のレベルが、どの程度であり、どの程度であったかを知る絶好の書である。

少し前までは、日本の「良心的な」知識人のことを、

            進歩的文化人

と呼んでいた。

現在、テレビやマスコミなどで活躍している知識人も、本書でかなり取上げられている。

その当時、どのような発言をしていたか、現在の彼等と比較してみるがよい!

この本を一冊読みさえすれば、知識人と言われる人が、あるいは有識者と言われる人が、あるいは進歩的文化人と言われる人が、どのレベルのものなのか、判然とするのである。

本書を書かれた稲垣武氏の経歴も面白いから、必ず氏の略歴は、知っておくとよい。

世の中には、真実を暴き立てる勇気のある人々が、ほんの少数ながら存在するので、何とか救われるのだ。

人間には、凄い能力のある人がたくさんいて、何でも一度読んだだけで、その内容のほとんどすべてを記憶してしまうのである。

うそじゃない、結構いるんだよ!

ところが、不思議なことに、天は二物を与えない。

単なる生き字引に過ぎない。

モンテーニュが、自分の記憶力の無さを嘆いていたが、氏の思索力は、すぐれた随筆集(随想録のこと)を残した。

頭の良さとは、ナンなのか、と考えてみるが良い。

立て板に水を流すがごとく、読んで得た知識の焼き直しをしゃべったところで、それだけのものだ。

だけならよいが、間違ったことを、クソマジメに流されたのでは害毒だ。

知識が頭に詰まりすぎると、思考能力と入れ替えになる、らしい。

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# by cyos | 2005-09-19 18:14 | 日本の知識人のレベル

バカのための読書術   小谷野 敦 著  (ちくま新書)

東大文学部出身者にも、この小谷野氏みたいに、物の本質を見抜く力がある人がいるんだっ!と感心している。

驚きである。

総じて、文科系出身者は、イデオロギーに凝り固まる傾向があるから、好きではないのだが。
まっ、理系出身者にも、我々昭和20年代に生まれた連中には、多いんですがネ。

ただ一点、ここまで物が見通せるなら、日本国家に対する考え方の一部に致命的な偏見があり、それだけがイタダケナイ。

画竜点睛を欠く、とはこの人のことかもしれない。

但し、その一部を除けば、極めて健全で、健康的である。

ほんとうは、書斎にこもる「もてない男」の典型的な人物として、自他共に認める小谷野氏らしいが、意外に、まったく健康的な考え方の持ち主だと、思う。

氏の著書には、実際に、同じ「ちくま新書」から、

『もてない男』という題名で、ずいぶん面白い本が出版されている。

こちらも超オススメである。

あっ、言いそびれたが、本書「バカのための読書術」こそ、オススメ、太鼓判である。

一部のイジケタ国家観だけは、まねしない方がよいと思う。
個人の自由だから、とやかくは言うつもりはないが、日本国の国民でありながら、やや理解に苦しむ思想が、ほんの一部だけ、混入している、ということだ。

でも、その、大事なホンの一部だけ、を除外すれば、まったく健全、なのである。昭和37年生まれだけに、極端なイデオロギーに染まらず、立派なほうかもしれない。

ホント、君たちも、これ以上、「バカ」をこじらせないために、これは必読の書だと思いますよ。

ともあれ、この「バカ」ということば、一部のサーチエンジンさんでは、禁止用語として扱っているところがあるから、tったく驚くのナンのって!

言葉狩りも、ここまで来たか!?

こんな国は、いまに滅びるぞ!

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# by cyos | 2005-09-16 13:32 | 読書人の生活

常識を常に疑え!滅多に本を読まない人は、特にご用心!

あらゆる常識を疑う心構えがないと、とんでもないことを一生涯、信じ込んだままで終ることが多いんダヨ。

世間一般の常識には、よく調べてみると、とんでもない「非常識」だった、ということが意外に多い。

一例を挙げれば、漢方と漢方薬。

漢方薬を健康食品と同類と思い込んでいる人が大変多い。

これが、税務署員にもいたんだから、愕然とするゼ~~~っ!

漢方は、どこでも売れる医薬部外品だと、トンチンカンを書いているブログにお目にかかって、メンクリタマが飛び出てしまったゼっ。

前にも書いたが、「啓蒙思想家」のルソー。ジャン・ジャック・ルソーだったかな? フルネームは。間違ってたらゴメン。

小生の最も嫌いな思想家だから、フルネームを間違って覚えているかもシレン。

この人のお陰で、フランス革命を引き越し、ロシア革命を誘発した。
極論すればネ。

あんまり言いたか~~ないけど、日本の歴史、つまり日本史、日本近代史、現代史。それと不即不離の世界史。
うるさい人が多いから、この分野はこれでパス!

思考方法の要諦(ようたい)は、部分ばかりにとらわれず、常に全体を眺めながら、全体の流れを見詰めながら、部分を解釈するということ。
抽象的に過ぎるが、ヒントくらいにはなるだろう。

盛んに宣伝されているものは、いいものだという思い込みも、大変危険!

水虫の内服薬が典型的!(肝障害を起こしやすい)

読書でもそうだ。

活字になっているものは、すべて正しい、なんて思い込んでいるようなオメデタイ人は、いないと思うが、どうしても日本人は活字に弱い。

常に多少の猜疑心を持ちながら読書しなければならない。

すべてを鵜呑(うの)みにしてはならない。

同じテーマのものを、別の角度から論じた本を読むことも必要だ。

マッ、いずれにせよ、常識と思われていることを、常に斜めに見ておくこと。

その常識と思われていたことが、しばしば、後になって、間違いだということが証明されたりする。

何でも信じて、後になって、ダマサレタと、憤慨しないこと。

信じる方にも責任があるんだから。

どのように責任があるかといえば、自分の頭で考えようとしないで、何でも鵜呑みにしてきた罰みたいなもの、といえば、言い過ぎかもしれないけどね。
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# by cyos | 2005-09-13 21:34 | 常識は非常識

皆さん! もっと本らしい本を読んで御覧なさいよ!

「皆さん! もっと本らしい本を読んで御覧なさいよ!」に続いて、

すると、人生がもっともっと、味わい深く、なおかつ、視界が大きく開けてきますよ!

と、続くのである。

このブログは、あんまり人気がないが、それは覚悟の上。

どうも、真面目系が、サッパリな時代で、軽佻浮薄もいいところ!

いわゆる「教養」などという言葉も、完全に「腐語」となっている。

先が思いやられるこのニッッポンよ!

と叫びたい心境にならぬでもないが、まっ、困るのは君たちだからね。

どうせ、コチトラは老兵。

ただ去り行くのみよ。

まっ、せいぜい、歳を取って後悔しないように。

「一寸の光陰、軽んずべからず」

という漢詩の一説、知ってるカイ?

「少壮いくときぞ、老いをいかにせん」

というのも、ありマッセっ!
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# by cyos | 2005-09-11 01:50 | 人生の味わい