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バカのための読書術   小谷野 敦 著  (ちくま新書)

東大文学部出身者にも、この小谷野氏みたいに、物の本質を見抜く力がある人がいるんだっ!と感心している。

驚きである。

総じて、文科系出身者は、イデオロギーに凝り固まる傾向があるから、好きではないのだが。
まっ、理系出身者にも、我々昭和20年代に生まれた連中には、多いんですがネ。

ただ一点、ここまで物が見通せるなら、日本国家に対する考え方の一部に致命的な偏見があり、それだけがイタダケナイ。

画竜点睛を欠く、とはこの人のことかもしれない。

但し、その一部を除けば、極めて健全で、健康的である。

ほんとうは、書斎にこもる「もてない男」の典型的な人物として、自他共に認める小谷野氏らしいが、意外に、まったく健康的な考え方の持ち主だと、思う。

氏の著書には、実際に、同じ「ちくま新書」から、

『もてない男』という題名で、ずいぶん面白い本が出版されている。

こちらも超オススメである。

あっ、言いそびれたが、本書「バカのための読書術」こそ、オススメ、太鼓判である。

一部のイジケタ国家観だけは、まねしない方がよいと思う。
個人の自由だから、とやかくは言うつもりはないが、日本国の国民でありながら、やや理解に苦しむ思想が、ほんの一部だけ、混入している、ということだ。

でも、その、大事なホンの一部だけ、を除外すれば、まったく健全、なのである。昭和37年生まれだけに、極端なイデオロギーに染まらず、立派なほうかもしれない。

ホント、君たちも、これ以上、「バカ」をこじらせないために、これは必読の書だと思いますよ。

ともあれ、この「バカ」ということば、一部のサーチエンジンさんでは、禁止用語として扱っているところがあるから、tったく驚くのナンのって!

言葉狩りも、ここまで来たか!?

こんな国は、いまに滅びるぞ!

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by cyos | 2005-09-16 13:32 | 読書人の生活