私に影響を与えた良書・悪書・珍書・奇書・希書

ブログトップ

小 説 の 終 焉  川西政明著  (岩波新書)

二葉亭四迷の「浮雲」から始まった近代小説でテーマとされてきた[私」「家」「青春」などの問題は、ほぼ書き尽くされ、いま小説は終焉を迎えようとしている。

というのが、本書の見開きのカバーに記されている。

まったく同感で、以後の小説は、すべて、屋上(おくじょう)に屋(おく)を重ねるばかりの、蛇足に過ぎないのかもしれない。

日本の文学史に残れるような小説は、今後はもう、ないのかもしれない。

勝手なことを言わせてもらえば、三島由紀夫以後の作品の多くは、南木佳士氏など、一部の異色作家を除いて、蛇足に過ぎない、と言ったら、袋叩きに合うのだろうか。

しかし、このような感想を持つ、一読書家がいることも、事実である。

たとえば、三島の同世代の高名なO氏などの悪文は、日本語を破壊するものとして、評価できない。

同じく同年代の、すでに他界されたA氏の小説は、私には何を言っているのか、皆目理解できない。

当時、教科書にまで採用されており、何も理解できない自分に、ひどい自信喪失感を強くを味わった経験がある。

俺は日本人として、今後やっていけないのではないか、日本語がこれほど理解できないのでは、理科系で頑張るしかないのか、などと・・・・。

何のことはない、今から思えば、おかしいのは小生ではなく、A氏の方だったのではないか、という結論に達している。


(以上は、小生の独断と偏見だらけであるから、袋叩きはやめて欲しい。さもなければ、正当防衛上の緊急避難として、昔鍛えた××が・・・・・?)
[PR]
by cyos | 2005-08-10 09:24 | 人生の味わい